ゼニカル

太り始めの頃、実は私、家に体重計がありませんでした。
体重増というより体型の変化が気になってる状態。端から見れば体型の変化どころじゃないんですが(笑)。

職場の同僚から「アメリカに住んでる友達がギムネマで痩せた」とか聞くと、薬局でギムネマに飛びついたりしたのですが、一向に変化がみられず。
「きっと日本で売ってるギムネマじゃ、含有量が少なくてダメなんだよ」みたいな話をしてました。
ギムネマの他にも日本で売ってるいろんなダイエット食品を試しました。「パパイヤ酵素が脂肪を溶かします」とか「寝てる間に脂肪が燃えます」とか。もちろん何の効果も感じられませんでした。体重計があったら微減くらい感じられたのかなあ。まあともかく日本のダイエット産業の潤いに一役買った気はします(笑)。

じゃあアメリカで売れてる奴ってどうなん?とネットで検索をかけたら、いろんなダイエット薬が個人輸入でできるらしいとわかりました。もちろんギムネマもありましたが、一度うまくいかなかった成分を試す気にはなれなかったので、他の物を探しました。
ちょうど日本産の「BOWS」という、食べた物の脂分を包み込んでそのまま体外排出するというダイエット食品が流行ってた頃です。
日本産のダイエット食品には懲りていたので、BOWSには手を出しませんでしたが、個人のHPでも効果の報告が多かったゼニカルが気になったので、一箱だけ個人輸入しました。

ここからは汚い話なので、食事中の方、下の話が苦手な方は読まないでください。
ゼニカルはBOWSがアピールしていた「脂を包み込んで体外排出」に似た働きをする薬です。今でも個人輸入で、そこそこ人気あるみたいです。
脂を包み込んでいるかどうかはわかりませんが、体内に入った脂分はそのまま出ている実感がありました。腸から大便と一緒に液体の脂分も一緒に出ます。だから水洗トイレの水を流しても、どこか便器が脂っぽいです。私は実感無かったですが、肛門が緩くなった訳じゃないのですが脂だけは切れが悪く、下着を汚してしまう人もいるみたいです。
一箱で一ヶ月ほど続けましたが、仕事場の共同トイレを掃除をする方に申し訳ない気持ちが勝って、リピはしませんでした。同時期同フロアに同じゼニカルを使用していた人がいたみたいなんですよね。使っている人にしか判らない感覚だと思います。

使っている間、痩せたというより、現状より太らなかったという印象があります。体重計がないので、実際どうだったのかわかりません。
だいたい体重計に乗って現実を把握することも無く、ダイエットを成功させようだなんて、阿呆にも程がありますよね。だいたい10年ぐらい前の話です。